2.5. 仮想サーバーインスタンス新環境移行(Windows Server + SQL Server)のデータ移行手順¶
2.5.1. 前提条件および注意事項¶
・移行元に展開したミドルウェア、アプリケーションなどは移行先に新規にインストールする必要があります。
・ミドルウェア、アプリケーションなどの移行手順は、提供元のベンダーにお問合せください。
※SQL Serverについては、本手順にて移行先環境構築やDB移行を行います。
・本手順では、データ移行にデータボリュームを利用します。
・バックアップおよびリストア作業に、Arcserve Unified Data Protectionを利用します。
※ArcserveUDPをご利用時には、Arcserveライセンスの新規申込方法をご実施お願いします。
手順については、以下チュートリアルをご参照ください。
(URL:https://sdpf.ntt.com/services/docs/arcserve/tutorials/create3.html#arcserve-udp)
・本手順では、SQL Server Management Studio(以降「SSMS」と記載)および「sqlcmd」を利用します。
以下の構成を前提として手順を記載しています。
・サーバー : 1台
・SQL Serverインスタンス : 1つ
・操作対象のデータベース : 1つ
※お客さま環境において、同一サーバー上に複数のSQL Serverインスタンスまたは各インスタンス配下に、複数のデータベースが存在する場合は、手順内で示す「インスタンス名」および「データベース名」をお客さま環境の構成に合わせて読み替えて実行してください。
・移行作業にかかる時間は、データの容量やネットワーク環境によって異なります。
・インスタンスの一覧画面でシリーズが「V1〜」のものは旧環境のリソースです。
旧環境でご利用いただいているサーバーは、本手順での移行が必要です。
完了後、シリーズが「V2〜(新環境)」と表示されていることを必ずご確認ください。
<仮想サーバーインスタンスのシリーズ確認手順>
①SDPFポータルにて、「仮想サーバー」→「サーバーインスタンス」→「インスタンス」を選択します。
②インスタンスの一覧画面に「シリーズ」が表示されます。
・ボリュームの一覧画面で種別が「Type-A」のものは旧環境のリソースです。
旧環境でご利用いただいているサーバーは、本手順での移行が必要です。
完了後、種別が「Type-B(新環境)」と表示されていることを必ずご確認ください。
<ボリュームの種別手順>
①SDPFポータルにて、「仮想サーバー」→「サーバーインスタンス」→「ボリューム」を選択します。
②ボリュームの一覧画面に「種別」が表示されます。
2.5.2. 移行作業内容¶
移行先環境の作成
以下リンクを参照して、移行先サーバーを作成します。
下記を参照して、データボリュームを作成します。
下記を参照して、NWインターフェイスを追加します。
下記を参照して、 NTPサーバーへ接続します。
下記を参照して、 OSライセンスのアクティベーションを実施します。
バックアップデータ保存用ボリュームの作成
以下リンクを参照して、バックアップデータ保存用のボリュームを作成します。
作成するデータボリュームは、以下の通りです
データボリュームの設定値¶ 項目
設定内容
ボリュームソース
ソースの指定なし(空のボリューム)
サイズ
移行元インスタンス作成時のデータボリュームの容量
ボリューム種別
Type-A
以下リンクの「4.1.2インスタンスへのデータボリュームのアタッチ」を参照して、バックアップデータ保存用のボリュームを移行元サーバーのインスタンスへ接続します。
※ボリュームのアタッチ/デタッチは仮想サーバーインスタンスを”停止”した状態で行ってください。
https://sdpf.ntt.com/faq/virtual-server-35/
SDPFポータルへログインし、[仮想サーバー]>[サーバーインスタンス]>[インスタンス]メニューを開きます。
移行元サーバーを選択し、詳細画面を開き、[コンソール]タブを選択します。
移行元サーバーにログインして、「検索」ボックスから「ハード ディスク パーティションの作成とフォーマット」を検索し、結果の一覧で、「ハード ディスク パーティションの作成とフォーマット」を開きます。
「ディスクの管理」が開くので、初期化するディスク上で右クリックをし、「オンライン」を押下します。
「オンライン」を押下後、再度、初期化するディスク上で右クリックをし、「ディスクの初期化」を押下します。
「ディスクの初期化」画面が表示されるので、「GPT(GUID パーティション テーブル)」を選択して、「OK」を押下します。
初期化するディスク上で右クリックをし、「新しいシンプルボリューム」を押下します。
「新しいシンプル ボリューム ウィザード」画面が表示されるので、「次へ」を押下します。
「シンプルボリューム サイズ」を確認して、「次へ」を押下します。
「次のドライブ文字を割り当てる」でドライブ文字を指定して 「次へ」を押下します。
「このボリュームを次の設定でフォーマットする」で任意のファイルシステムを選択し、「次へ」を押下します。
※手順では、NTFSを選択しています。
一覧にフォーマット済のボリュームが追加された事を確認します。
Arcserveの導入
移行元サーバーで以下を実施します。
以下リンクを参照して、Arcserveをダウンロードします。
UDPコンソール・復旧ポイントサーバー・Windowsエージェント
以下リンクを参照して、Arcserveをインストールします。
移行先サーバーで以下を実施します。
移行先サーバーにログインし、以下リンクを参照して、Arcserveをダウンロードします。
UDPコンソール・復旧ポイントサーバー・Windowsエージェント
以下リンクを参照して、Arcserveをインストールします。
バックアップ作業
【Windows serverの場合】
移行元サーバーに移動し、バックアップデータ作成を行います。
以下ユースケースを参考に手順を実施します。
【SQL Serverの場合】
エクスプローラーから先ほど接続したバックアップデータ保存用ボリュームを開きます。
任意の名称で下記のフォルダを作成します。
・DBのエクスポートデータ保存先
・ログイン情報のエクスポートデータ保存先
・ジョブのエクスポートデータ保存先
下記のコマンドを実行して、DBに接続します。
sqlcmd –S <サーバー名\DB名> -E
下記のコマンドを実行して、先ほど作成したフォルダへDBをエクスポートします。
※複数のインスタンス(複数のデータベース)がある場合、データベース毎にコマンド実行してください。
BACKUP DATABASE [DB名] TO DISK = ‘<DBのエクスポートデータ保存先>\DB名.bak' WITH INIT; GO
「正常に処理されました」のメッセージが表示されることを確認します。
エクスプローラーからDBのエクスポートデータ保存先フォルダを開き、.bakファイルが保存されていることを確認します。
SQL Server Management Studioを起動し、必要な情報を入力し「接続」を選択します。
「新しいクエリ」を選択します。
下記のサイトからスクリプトをコピーし貼り付け、「実行」を選択します。
「コマンドは正常に完了しました。」のメッセージが出力されていることを確認します。
入力していた内容を削除し、下記のコマンドを入力します。
EXEC sp_help_revlogin
ログイン情報移行用スクリプトが出力されることを確認します。
メモ帳を開き、出力された内容を全て張り付けます。
移行するログイン情報のみを残し、他のログイン情報は削除します。
「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択します。
ログイン情報のエクスポートデータ保存先フォルダへ移動し、任意の名称で保存します。
左側のカラムからジョブを選択した状態で「F7」を押下します。
ジョブの一覧が表示されるため、移行したいジョブを選択します。(複数選択可)
選択したジョブを右クリックし、「ジョブをスクリプト化」→「新規作成」→「新しいクエリエディター ウィンドウ」を選択します。
スクリプトが出力されるため、全て選択しコピーします。
メモ帳を開き、出力された内容を全て張り付けます。
「ファイル」→「名前を付けて保存」を選択します。
ジョブのエクスポートデータ保存先フォルダへ移動し、任意の名称で保存します。
バックアップデータ保存用ボリュームの移行
移行元サーバーのコンソール画面を開き、 「ディスクの管理」の画面で、バックアップデータ保存用ボリュームのディスクで右クリックで、「オフライン」を押下します。
SDPFポータル画面を開き、「仮想サーバー」→「サーバーインスタンス」→「ボリューム」画面で、バックアップデータ保存用ボリュームを選択し、「接続の管理」を選択します。
※「接続の管理」からボリュームの切断(デタッチ)を行いますが、下記URLに記載の事象が発生する可能性があるため、デタッチ実施の際は、仮想サーバーインスタンスを停止した状態で実施してください。
https://sdpf.ntt.com/faq/virtual-server-35/)
「ボリュームの接続の管理」画面で、「ボリュームの切断」を押下します。
「ボリュームの切断の確認」画面で、「ボリュームの切断」を押下します。
先ほど作成したバックアップデータ保存用ボリュームを選択し、アクションリストから「ボリューム種別の変更」を選択します。
ボリューム種別がType-Bになっていることを確認し、「ボリューム種別の変更」を選択します。
バックアップデータ保存用ボリュームのタイプが”Type-B”になっていることを確認します。
次に、バックアップデータ保存用ボリュームを移行先サーバーに接続します。
以下リンクの「4.1.2インスタンスへのデータボリュームのアタッチ」を参考に実施します。
※ボリュームのアタッチ/デタッチは仮想サーバーインスタンスを”停止”した状態で行ってください。
https://sdpf.ntt.com/faq/virtual-server-35/
コマンドプロンプトを開いて、下記のコマンドを実行します。
diskpart下記のコマンドを実行し、オフライン状態になっているディスクが存在していることを確認します。
list disk
下記のコマンドを実行し、操作するディスクを選択します。
select disk <対象ディスク番号>
下記のコマンドを実行し、ディスクをオンライン状態に切り替えます。
online disk
下記のコマンドを実行し、対象のディスクがオンライン状態になっていることを確認します。
list disk
ディスクの状態を確認し、ディスクが表示されていることを確認します。
接続したバックアップデータ保存用ボリュームが「読み取り専用」と表示されている場合は以降の手順を実施します。
表示されている場合は「6.リストア作業」の【SQL Serverの場合】以降の手順を実施してください。
下記のコマンドを実行し、読み取り専用の属性を削除します。
attributes disk clear readonly
ディスクの状態を確認し、ディスクに読み取り専用と表示されていないことを確認します。
リストア作業
【Windows serverの場合】
移行先サーバーへバックアップデータボリュームから必要なデータをリストアします。
バックアップファイルを選択し、右クリック>「Arcserve UDP復旧ポイントビューへの切り替え」を押下します。
対象の復旧ポイントを開きます。
移行対象のデータが含まれるドライブを選択します。
※手順書では「Volume C」を選択し、ユーザーデータ(デスクトップ上のファイル等)の移行手順を記載します。
「Users」を選択します。
移行対象データが含まれるユーザーのフォルダを選択します。
移行対象データのフォルダをコピーし、移行先のフォルダへ貼り付けます。
※手順書では、Cドライブ上の同一名のユーザーフォルダへデスクトップファイルなどをコピーしています。
次に、Dドライブ等のデータが含まれるドライブを選択します。
※移行対象に、Dドライブ等のデータボリュームが含まれない場合、本手順は実施不要です。
手順書では「Volume D」を選択し、データ移行を行います。
移行対象のデータをコピーし、移行先のフォルダに貼り付けます。
【SQL Serverの場合】
(必要に応じて)mdfファイルの格納先フォルダとldfファイルの格納先フォルダを作成します。
下記のコマンドを実行し、DBをインポートします。
RESTORE DATABASE [DB名] FROM DISK = '<DBエクスポートデータ保存先>\DB名.bak‘ WITH MOVE 'DB名' TO '<mdfファイル格納先>\DB名.mdf‘, MOVE 'DB名_log' TO '<mdfファイル格納先>\DB名.ldf‘, RECOVERY;
「正常に処理されました」のメッセージが表示されることを確認します。
エクスプローラーからmdfファイルの格納先フォルダを確認し、mdfファイルが保存されていることを確認します。
エクスプローラーからmdfファイルの格納先フォルダを確認し、ldfファイルが保存されていることを確認します。
SQL Server Management Studioを起動し、必要な情報を入力し「接続」を選択します。
「データベース」から対象のDBがインポートされていることを確認します。
ログイン情報のエクスポートデータ保存先フォルダに保存したテキストファイルをメモ帳等で開き、内容を全てコピーします。
SQL Server Management Studioから「新しいクエリ」を選択します。
コピーした内容を全て貼り付け、「実行」を選択します。
「コマンドは正常に完了しました。」のメッセージが出力されていることを確認します。
「セキュリティ」→「ログイン」から対象のログイン情報がインポートされていることを確認します。
ジョブのエクスポートデータ保存先フォルダに保存したテキストファイルをメモ帳等で開き、内容を全てコピーします。
(テキスト内に移行元のサーバーインスタンス名が含まれている場合は、移行先のサーバーインスタンス名で置換してからコピーを実施してください。)
SQL Server Management Studioから「新しいクエリ」を選択します。
コピーした内容を全て貼り付け、「実行」を選択します。
「コマンドは正常に完了しました。」のメッセージが出力されていることを確認します。
※SQL Server エージェントを事前に起動していない場合、「SQL Server Agentが~この操作を通知できません。」
というメッセージが出力されることがありますが、インポート作業自体には影響ありません。
「SQL Server エージェント」→「ジョブ」から対象のジョブがインポートされていることを確認します。
「データベース」から対象のDBがインポートされていることを確認します。
バックアップデータ保存用ボリューム・移行元サーバーの削除
【ボリュームの削除】
移行先サーバーのコンソール画面を開き、「ディスクの管理」の画面で、バックアップデータ保存用ボリュームのディスクで右クリックで、「オフライン」を押下します。
SDPFポータル画面を開き、「仮想サーバー」→「サーバーインスタンス」→「ボリューム」画面で、バックアップデータ保存用ボリュームを選択し、「接続の管理」を選択します。
「ボリュームの接続の管理」画面で、「ボリュームの切断」を押下します。
「ボリュームの切断の確認」画面が表示されるので、「ボリュームの切断」を押下します。
以下を参照して、コントロールパネルのボリューム一覧画面から、削除したいボリュームを選択し、「ボリュームの削除」を実行します。
【移行元サーバーの削除】
以下を参照して、 移行元サーバーを削除します。
2.5.4. 切り戻し方法¶
手順「移行元サーバーの削除」前であれば、移行元環境が残っているため、切り戻しが可能です。
※手順「移行元サーバーの削除」後の切り戻しはできません。
必要に応じて、以下手順を参考にサーバーインスタンスのスナップショット作成やバックアップの取得をご検討ください。
Arcserve UDP 10.0 を用いた Smart Data Platform でのバックアップリストア運用例
2.5.5. 手順通り進まない場合の対処方法¶
エラー等が発生した場合や手順に関する不明点がございましたら、チケットシステムよりチケット起票いただきお問い合わせください。
※チケット起票手順につきましては、「SDPFクラウド/サーバー関連チケット起票方法 」をご参照ください。
お問い合わせ内容によって下記区分をご選択ください。
Incident Submission : 故障・不具合に関するお問い合わせ
General Inquiry : 設備更改のガイドラインおよび手順書に関するお問い合わせ
以上で「仮想サーバーインスタンス新環境移行(Windows Server + SQL Server)のデータ移行手順」は完了となります。














































































